修学旅行(第2学年)

 本来の行き先は台湾でしたが、新型コロナウィルス感染症のため、国内に変更して、2泊3日で広島・山口に行ってきました。

初日 10月8日(金)

 朝は定刻どおり広島駅に到着後、原爆ドーム前でクラス写真を撮りました。天候にも恵まれ、日中は汗ばむ陽気となりました。

 平和記念資料館では、真剣に展示に見入るなど、76年前の広島の人々に思いを馳せる生徒たちの姿が印象的でした。

 午後はフェリーに乗り、宮島へ移動しました。土産物店をはじめ、もみじ饅頭や牡蠣のお店には、多くの生徒が立ち寄りました。

第2日 10月9日(土)

 本日は広島・山口ともに快晴の空のもと、行程どおり5つのコースに分かれて研修を行いました。

 Aコースは萩焼陶芸体験の後、レンタサイクルにて萩市内を散策しました。焼き上がった完成品は学校に届けていただく予定です。

Bコースは下関・門司まで足を伸ばし、ふぐの調理体験・試食を行いました。

Cコースは仙崎で青海島をめぐり、奇岩、洞門の連続に、元気にはしゃぐ姿が見られました。

Dコースは呉を訪れ、大和ミュージアム、てつのくじら館を見学し、お好み村で昼食をとりました。

Eコースは、温井ダムにてカヌー・ラフトピクニック体験を行いました。豊かな自然を相手に仲間と協力し、力と息を合わせてボートを進めました。

 どのコースも順調に行程を終え、宿に向けて萩市内に入りました。瓦屋根の白壁が続く風景は、城下町のたたずまいが今日まで残っている様子を強く感じさせてくれます。早く宿に着いた生徒たちは、夕食まで白砂青松の海を楽しんでいました。

最終日 10月10日(日)

 本日は午前9時に宿を後にし、カルスト台地で有名な秋吉台を訪れ、展望台で写真を撮ったり、遠くまで歩いて散策したりと、思い思いに過ごしました。

 秋芳洞では約1キロのコースを歩きながら、まるで時間が止まったかのように感じる静けさの中、自然の造形の数々に、ただただ感動している様子でした。

 その後の安富屋での昼食では山口名物の「瓦そば」に舌鼓を打ち、修学旅行最後の自由時間には、お土産のレジに大勢の生徒が並びました。

 幸運にも三日間とも天候に恵まれたよい修学旅行となりました。コロナ禍ということで制約も多々ありましたが、平和の大切さを学び、自然が織り成す景観に感動し、体験を共有することで人間関係を深めることができたように感じています。