文化祭

 令和7年5月28日(水)に文化祭が実施されました。「青春宣誓」というテーマを掲げ、2週間以上前から本番に向けて準備を整え当日を迎えました。各団、各クラスが趣向を凝らした舞台発表・展示となり、賑わいを見せた文化祭となりました。

日本赤十字社海外救援金への御協力ありがとうございました【JRC部】

 令和7年5月28日(水)文化祭において、JRC部は日本赤十字社が行っている海外救援活動のパネル展示と、海外救援金の募金活動を行いました。日本赤十字社のマスコットキャラクター「ハートラちゃん」も一緒に募金を呼びかけ、14,166円の救援金が集まりました。このお金は、日本赤十字社愛知県支部に寄付され、海外の大規模災害や紛争等で被災した人たちを救う「海外救援金」として活用されます。御協力ありがとうございました。

芸術鑑賞会

 令和7年5月27日(火)豊田市民文化会館にて芸術鑑賞会が行われ、劇団うりんこによる劇「ある晴れた夏の朝」を鑑賞しました。原爆投下賛成派、反対派のディベートに、生徒は引き込まれるように鑑賞し、最後には生徒も投票するという参加型の趣向を凝らした公演に生徒それぞれ感じることがあった様子でした。
 以下、参加した生徒の感想です。

 争いや原爆を題材とした劇は初めて観たので、観劇することができて本当に嬉しかったです。肯定派・否定派の中でもどこに焦点を当てるかで一人ひとり思うことや考えが異なっているのも現実味があって面白かったです。また、日本人として否定派だったけれど、賛成派の意見を聞いて新たな視点で物事を見ることができたので、様々な人の話や意見を聞くことがとても大切なのだと改めて実感できました。役者さん一人ひとりの個性も感じられてとても楽しく観劇することができました。机を固定せず移動させたり、高さを変えることで奥行きを出したり、話し合いを進める演出をしていたのが印象的でした。

 小学生の時から戦争はダメ、原爆はダメと言われてきたので、原爆について、否定的な意見を持っていました。今回のディベートを通して、肯定派と否定派の意見を聞き、どちら側の意見にも共感できるところがありました。そのため、公演が終わってからの最終的な結論を出すことができませんでした。もちろん、原爆はいいものではないけれど、何か理由があったのであれば必要なものと考えることもできると思いました。でも、原爆を使ったことは過ちであり、二度と繰り返されてはいけないことなので、今後絶対にあってはいけないことだと思いました。原爆が落とされる前の経緯や歴史について知ることができてよかったです。
 1人ひとりのセリフがとても多かったけれど、本当にその場でディベートをしているような感じで凄いと思いました。写真や資料が多くて、見ていてとても楽しかったです。

 自分の知らなかった悲惨な歴史や、その立場に立ってみなければ分からないような戦争や原爆に対しての考え方を、ディベートを通して沢山知ることができ、自分自身の考えが肯定派でも否定派でもないものに変化し、驚きました。鑑賞者の考えを変化させる劇団の演技力に感銘を受けました。
 また、劇を通して、普段の何気ない決断を出す場面でも、多角的な視点から物事をとらえ、様々な根拠を元に考えを導き出すことが普段の生活でも必要な大切なことであり、他者との関わりを支えるものになるということを学ぶことができました。

 

「それいけ!とよた魅力発見隊2025」ボランティア(JRC部、有志生徒)

 令和7年5月18日(日)、若い世代を中心としたまちづくりの活動を行っている非営利組織IPPO CLUBさんの主催で「それいけ!とよた魅力発見隊2025」が行われ、JRC部や有志生徒がボランティアとして参加しました。
 この「とよた魅力発見隊」は、小学生のチームが地図を見ながら市内を歩き、いくつかのスポットを回りながら豊田市の魅力を見つけていくというイベントです。東高生がボランティアとして参加するのは今年で4回目になります。今年は100名を超える生徒たちが参加し、「先輩隊員」として小学生チームに同行しました。また、「高校生チーム」として街歩きをしたり、裏方にまわって運営を手伝ったりした生徒たちもいました。

 はじめは初対面の小学生たちとのコミュニケーションに戸惑っていた様子もありましたが、計画や作戦を考えたり、外でお弁当を食べたり、「映え写真」を撮ったりなど、3時間ほど一緒に街歩きをするうちにすっかり打ち解け、ゴールする頃には笑い声があふれていました。

 高校生たちにとって、普段接する機会の少ない小学生たちと触れ合う貴重な機会となりました。また、主催してくださったIPPO CLUBのスタッフには東高の卒業生も多く、先輩たちの活躍する姿も高校生たちにとって大きな刺激になったようです。
 以下、参加した生徒の感想です。

 子どもたちと一日関わって、自分より小さい子と話したり遊んだりできたのがとても楽しかったです。ですが、子どもたちと私では体力の差があり、まだまだ元気な子の安全確認がとても大変でした。また、子どもたちの計画が思うようにいかなかったときに意見の対立もあって、自分の意見が言えることはとても良いことだけれど、その対処がとても大変でした。自分も子どものころは「こうしてほしい」と思っていたのに、今では子どもが何を考えているのか、何をしてほしいのか理解が追い付かなくて、もっと知らなきゃなと思いました。

 今回の活動を通して、豊田市の知らなかった場所を発見することができました。また、すれ違った地域の方に、小学生の子と一緒に挨拶をし、地域の方の優しさや温かさも改めて感じることができ、とても貴重な時間でした。今回初めて小学生と活動をして、最初は緊張していてなかなか会話が弾まなかったけれど、一緒に活動していく中で距離が縮まり、いろいろな話をすることができました。小学生は好奇心旺盛で視界に入ったもの全てに飛び込んで行ってしまい、歩いている途中でもどこかへ行ってしまって大変でした。車もたくさん通るので安全に注意して活動しました。とても楽しかったです。

 普段は同年代や目上の方とお話しする機会の方が多いので、子どもたちと話すのが楽しくて新鮮でした。今回、子どもたちの同伴という形で関わり、あくまで子どもたちが主役という中でどこまで口を出していいのか、見極めが難しかったです。班の中でいちばん子どもたちと仲良くできていた友達が、なぜ短時間で仲良くなれたのか自分なりに考えてみて、口調が柔らかだったり、声のトーンが高くリアクションがわかりやすいという点に気づいたので、日常から口調など気を付けなくてはと思いました。もともと子どもに苦手なイメージを持っていましたが、今回の経験を通して、子どもと触れ合うのが嫌じゃないなと気づき、視野が広がりました。

 意外に、豊田のことを自分が知らなさ過ぎてびっくりしました。回ったところはほとんど見たことがあるような場所だったけど、もっと奥の方に行くと聞いたことのない公園があることもわかったので、今回参加してよかったなと思いました。どうしたら多くの場所を回れるか頭を使ったり、たくさん歩いて体を動かすこともできて一石二鳥でした。スタッフの人も全員東高の卒業生で、子どもたちのために裏でいろいろ考えてくれていて、こういうボランティアスタッフという役割もあるんだと思いました。高校でのボランティア活動は初めてだったけれど、やりがいを感じられたので、また参加したいです。

 私は最初は「子どもと関わる=楽しい!」と単純に考えていたのですが、実際にやってみて、確かにみんなが仲良くしていてほっこりする時もあるけど、その反面、ふてくされた子を慰めてもいやだいやだ…となるなど大変なこともあることに気づきました。私は教員を目指しているのですが、今までは仕事が大変だけど大丈夫!と単純に考えてしまっていました。なので、これからは「そのような大変なこともある」ということも理解した上で、本当に教師になりたいのか自己を見つめていきたいと思います。

 小学生たちがあまり自分から話すタイプではなかったので、コースを決める時に小学生主体で考えてもらうのが難しかったです。それでも、初めは話しかけても「うん」しか返ってこなかったけれど、だんだんいろいろなことを話してくれるようになったのが楽しかったです。歩くのが速い子がいたけれど、その子はときどき周りがついてきているか確認して待ってあげていたので、何でも言うのではなく少し待って小学生の子がどうするのか見て、足りない部分を指摘すれば小学生の主体性が伸びていきそうだなと気づきました。

 私たち高校生は効率を考えて行動しがちだけど、今回は小学生が中心となって考えて行動するというものだったので、あまり口出しをしないように気を付けました。みんな元気で、一緒にいる私たちまで元気をもらえて楽しかったです。私たちが思っている以上に小学生の子たちはしっかり自立していて、このボランティアに参加していなかったらそのことに気づけなかったと思います。参加してよかったです。

むもん市ボランティア(JRC部、福祉・健康プラン3年生)

 令和7年5月10日(土)、JRC部と福祉・健康プラン3年生が「むもん市」にボランティアとして参加しました。「むもん市」は、障がい者への支援をさまざまな形で行っている社会福祉法人「無門福祉会」が月に一度行っている地域交流のイベントで、東高は令和3年度からボランティアに参加しています。
 朝方まで雨が降っていましたが、集合時間には雨も上がり、予定通り開催することができました。JRC部は毎回子どもたちに人気の魚釣りゲームや的あて、しゃぼん玉、バルーンアートプレゼントを企画・運営しました。福祉・健康プラン3年生は、施設利用者や職員の方と一緒に、飲み物販売、お菓子がもらえるゲーム、けん玉やなわとびなどの子どもとの遊び、食堂のお手伝い、農業体験を担当しました。JRC部1年生にとっては初めてのボランティア活動で、少し緊張も見られましたが、来場してくれた子どもたちや地域の方とおしゃべりをしたりする中でしだいに緊張もほぐれていきました。

 多種多様な「障がい者支援」があるのだということを学ぶ機会とすることができました。次回は、9月13日(土)の「むもん市」に参加する予定です。
 以下、参加した生徒の感想です。

 地域のみなさんがすごく温かいことに気づきました。バルーンアートをやっている時や買い物をしている時などたくさん話しかけていただき、すごくうれしかったです。前から知っていたかのように話しかけて下さって、とてもアットホームな地域だなと感じました。私もそれくらい気軽に話しかけられるようになりたいです。

 魚釣りでずっと遊んでくれている子がいました。その子のお父さんが「うちの子がこんなに熱中して一つのことをやることはないです。よほど楽しかったみたいです。」と言ってくださって、とてもうれしかったです。遊びを通して、集中力や手先の器用さなどの成長が見られることが改めてわかりました。

 今回の活動ではバルーンを担当しました。また、しゃぼん玉やコマ遊びを子どもたちと一緒にやりました。しゃぼん玉では、どうしたら大きなものが作れるか私たちが言うのではなく、子どもたちが自分で考え手助けをすることを心掛けました。実際にやってみて、準備・片付け・交流などどれも想像以上にたいへんで、これを月に1回やっているむもんさんは本当にすごいと思いました。ですがマルシェを開いている方もイベントに来てくれた方もみなさん楽しんでいて、人と人との心の距離を縮める素敵なイベントだと思いました

 施設の利用者さんや小さな子どもを相手にすることが多かったので、目線や言葉遣いをいつも以上に意識しました。飲み物販売とお菓子取りゲームを担当したので、明るく声をかけ、怖い印象を与えないようにしました。積極的に会話しようと取り組んだので、たくさんコミュニケーションがとれてよかったです。飲み物販売をむもんカンパニーの利用者さんと一緒におこなって、障がいのある人は得意なこと苦手なことがはっきりしていて、一人一人に合った作業を分担することが大切だとわかりました。障がいのある人は、効率よく作業ができないなどとよく差別をされがちだけど、一人一人の個性に合った仕事をやってもらうことが大切だと思うし、健常者の人たちとうまく共存していくべきだと思いました。

 私は食堂で食品販売に携わって、開店から昼時までずっと忙しく働きました。効率よく食品を提供できるように、厨房の方や他の二人の方とコミュニケーションをうまくとることを心掛けました。障がいを持った方が二人ほどいて一緒に働きましたが、役割を任せることの大切さをすごく実感しました。役割を任せられるということは信頼されていることの表れだと思いました。役割を任せられた障がいのある方は、自分の仕事に責任を持っており、ほんとうにすごく頼りになりました。また楽しそうに接客や皿洗いをするところに、働くことに対する喜びのようなものを感じました。

部活動結果(西三河大会)

卓球部が「県大会出場」となりました。おめでとうございます!

【卓球部】
令和7年度 愛知県高等学校総合体育大会 卓球競技 西三河支部予選会

女子学校対抗 3位
女子シングルス ベスト16 2名
ベスト32 1名
女子ダブルス       3位
ベスト16 1組
(県大会出場基準を突破)

入学式

 令和7年4月7日(月)、満開の桜の中、 総合学科19回生となる240名は、真新しい制服を身にまとい、緊張した面持ちで第69回 入学式に臨み、新たに豊田東高校の一員として小崎校長より入学を許可されました。式の中で、新入生代表生徒は、友との絆を深め、勉学、部活動に励み、豊田東高校の一層の発展のため努力することを誓いました。豊田東高校での生活に早く慣れて、2・3年生と一緒に学校を盛り上げていきましょう!

離任式

 令和7年4月4日(金)、離任式が行われました。離任される先生方からは、豊田東高校で生徒と共に過ごした思い出と生徒の皆さんへの愛情あふれたお言葉がありました。生徒の皆さんは、離任される先生方との思い出とお別れのメッセージを胸に刻み、これからも頑張ってもらいたいと思います。
 離任された教職員の皆様、長い間本当にありがとうございました。新天地でのますますのご活躍を祈っています。これからの豊田東高校も見守っていてください!