「こだま大感謝祭」ボランティア(JRC部)

 令和6年9月21日(土)、社会福祉法人「輪音(わおん)」で開催された「こだま大感謝祭」に、JRC部がボランティアとして参加しました。「輪音」は豊田市内で障がい者の方の支援活動をされていて、今年5年ぶりに「大感謝祭」を開催するにあたり、JRC部にボランティアの依頼をいただきました。

 会場には、キッチンカーなどの飲食ブースやわなげ・しゃぼん玉などのお楽しみコーナーや体験ブースなどが設けられ、生徒たちは、からあげ・フランクフルト販売、なぞときコーナー、射的コーナーを担当しました。施設の利用者の方やご家族、地域の子どもたちなど、多くの来場者が訪れて大盛況となり、生徒たちも楽しく活動することができました。また、自動車のフロントガラス製造過程で出る廃材から作られた絵の具を使うディンプルアート体験や、保護フラワー(生産や流通の過程で傷がつくなどしてロスとなり、廃棄されてしまう切り花)の販売もあり、独自の視点でSDGsに取り組んでいる団体の活動を知ることもできました。
 以下、参加した生徒の感想です。

 私は射的を担当しました。レバーが硬くて、一人ではできない子もいましたが、はじめから手伝うのではなく、やってみてできなかったら手伝うようにしました。的に当たるまで何度も挑戦してくれる子や、的に当たってとても喜んで「楽しかった」と言ってくれる子もいました。まずは来てくれた子どもたちに喜んでもらうのはもちろんですが、自分自身で楽しむことも大切だと改めて実感しました。

 小さな子どもからお年寄りまで幅広い年齢層の方がお客さんとして来てくれたので、話し方に気を遣いました。小学生や中学生には親しみやすく、お年寄りの方には声を大きくするなど、自分なりに工夫をしました。この感謝祭は私が住んでいる地域でのお祭りでしたが、参加したのは初めてで、また一つ自分の地域について知ることができ、とても楽しかったです。地域の方のたくさんの笑顔を見ることができ、とてもやりがいを感じました。

 小さな子から大人の方まで来て下さったので、いろいろな人とコミュニケーションがとれてとても楽しかったです。JRC部がいろいろなゲームを行う時は年齢によってルールを変えていることがあるのですが、今回の射的はどの年齢の人でも同じルールになっていて、同じルールでも楽しめる遊びがあるとわかりました。射的の的に写真や絵、折り紙が貼られていて、そのような工夫も「面白そう」と興味を持ってもらえるきっかけになると思いました。自分たちでゲームを作る際の参考にしていきたいです。

 今回はからあげとフランクフルトのコーナーの担当だったので、効率よく、かつ来てくれた人たちの要望に応えられるようにすることを心がけました。食事に関わるコーナーは時間帯によって混雑具合が違うので、時間のある時にできるだけ準備をして、イメージトレーニングもしておくことが大切だと思いました。そうしておくことで、混雑しているときも焦ることなく、スムーズに商品の受け渡しをすることができました。今回はキッチンの中の担当だったので、「笑顔」を意識することを忘れてしまいました。接客をするわけではなかったけれど、日ごろから大切なことだと感じているので、次回はどの担当でも常に笑顔を忘れないようにしたいです。

第8回校内ビブリオバトル

 令和6年9月18日(水)に、 第8回校内ビブリオバトルが実施されました。40人の観客を前に図書委員が中心となり7名が発表しました。チャンプ本は、『人魚の眠る家』東野圭吾著(幻冬舎)となりました。本の内容について観客に問いかけ、考えさせる紹介の仕方がみんなの興味を掻き立てたようです。どの発表も堂々としていて伝え方に工夫があり、観客の質問にも臆することなく答えることができて、しっかり本を読みこんだことがわかる発表でした。積極的に質問をして、紹介本をきちんと理解しようとする観客の姿勢も素晴らしいものでした。

エコキャップ回収運動(福祉委員)

 7月16日(火)~18日(木)の3日間に福祉委員が実施した、ペットボトルキャップ回収運動について、 14,534個(重さ33.8㌔)のキャップが集まりました。これは、ポリオワクチン17人分に相当します。また、6月末に開催された「豊スタおいでん夏まつり」においてもペットボトルキャップの回収運動を行い、19,694個(重さ45.8㌔)が集まりました。ポリオワクチン23人分に相当します。
 回収運動にご協力いただき、ありがとうございました。

豊田市こども発達センター交流活動(ボランティア)

 夏休み期間の10日間、医療・相談・保育などの総合的な療育施設である豊田市こども発達センター「ひまわり」と「こどもひろば」で交流活動・ボランティア活動が行われました。この活動は、今年度で6年目となります。
 参加したのは、保育・福祉・看護・特別支援教育などの進路を希望する生徒54名です。発達に支援が必要な子どもや、その支援の現状を学んで理解を深め、また、センターの役割や職員の仕事を知り、自身の進路を考える一助となりました。

 活動後、希望生徒は診療部門である「のぞみ診療所」の見学もさせていただきました。看護師さんの案内で、日ごろ見ることの少ない小児歯科や言語聴覚療法・心理療法などを行う部屋を見せていただき、特に福祉・健康プランや看護プランの生徒は興味深く説明を聞いていました。

 以下、参加した生徒の感想です。

 発達センターでの活動を通して、改めて職場で働く人たちはすごいと感じました。子どもたち一人一人の顔と名前、どんな性格で何をするのが好きか、どう対応するのが良いのかなど多くのことを把握しながらお仕事をされていることを、とても尊敬しました。こどもひろばでは、0~2歳とまだ意思疎通も難しい小さな子どもたちの笑顔を引き出していて、驚きました。また、急に泣き出してしまった子への臨機応変な対応力、おもちゃを適切に片づけて子どもたちが安全に遊びやすくするための状況判断など、幅広く目を配ることの重要性を知ることができました。ひまわりでは、最初自分自身の緊張がすごかったのですが、楽しそうに話しかけてくれる子やにこにこと元気いっぱいの先生たちのおかげで楽しく活動することができ、より自分を深めることができたと思います。(看護プラン)

 私は小さな子どもが身近にいなかったので、今回はとても貴重な経験になりました。最初はすごく緊張したし、何をすればいいのかわからなくておどおどしてしまっていたのですが、だんだん自分自身も楽しく、一緒に遊ぶことができました。私が一緒にいた子は生後4か月だと他のボランティアさんから聞いて驚きました。言葉はまだわからないけど、音の出るおもちゃを鳴らしたり持たせてあげたりするととても喜んでかわいかったです。また会いたいと思いました。また、お迎えに来たお母さんたちが「ありがとう」と言ってくださって、こちら側がお礼を言いたいぐらいなのに、逆に感謝されてすごくうれしかったです。このような場所と活動があることを今まで知らなかったので、他にもどのような支援があるのか知りたいと思ったし、私は将来看護師になりたいと思っているので、今日感じたことを生かせるようになりたいと思いました。(看護プラン)

 とてもいい体験になり、障がい者とか健常者とか関係ないと思いました。一人の子どもと手洗いをしていると、隣のクラスの先生に「あなたは子ども一人ひとりの良さや特徴を生かしてあげることができて、かわいがることができるね」と言われ、ほめてもらったのが嬉しかったです。今回参加できてよかったと改めて思いました。また、福祉・健康プランの授業で学んだこと(障がい者の特性など)を実際に見て、障がいとかではなくて個性として見ることもできると思いました。私にいっしょうけんめい何かを伝えようとしてくれたり、表情や体を使って表してくれたり、子どもも伝わった時は嬉しかったと思うだろうし、私も理解できて対応できた時はとても嬉しかったです。子どもも頑張って伝えようとしてくれるから、私たちもその子のために常に100%で対応する必要があると思いました。また、初めて装具を見たり触ったりできてすごいなと思い、こんな仕組みになっているんだと思いました。このような仕事は大変だけどやりがいもあり、さらに子どもの成長ってこんなにも嬉しいものなんだと感じました。来年もまた参加したいと思います。(福祉・健康プラン)

 決して楽なボランティアではなかったし、大変だろうなと覚悟して行きましたが、それでも大変さ・難しさを実感させられました。はじめましての子どもたちばかりで、この子はどんな子だろうと探りながら始まりましたが、子どもたちがやってきた瞬間からくつを脱がせたり、かばんの中身を出したり、できないことを言い訳にできない状況で、いかに先生たちと同じスピードでやってもらうのか、すごく頭を使いました。遊んでいて楽しいと思ってくれていることは子どもの表情でよくわかったし、言葉は話せなくても行動で示してくれて、コミュニケーションのとりかたはあまり困らなかったです。泣いている子を先生がサポートして笑顔にしている場面があって、そんなところがこの仕事のやりがいなのかなと思いました。(福祉・健康プラン)

 今まではあまり障がいのある小さな子と関わることはなかったので、この機会に挑戦してみようと思って参加しました。実際に子どもたちと関わってみると、楽しさももちろんあったけれど、大変なことも多くて、実際に体験してみないと毎日の仕事として障がいのある子と関わる大変さはわからないなと感じました。2日目はこどもひろばの活動に参加し、まだ生まれて数カ月の子だったり、1歳・2歳などさまざまな年齢の子が来るため、一人一人に合った対応をするのはとても大変でした。子どもたちに楽しい時間を過ごしてもらえるように、一緒にボランティアをしていた友達と協力して、とてもよい経験ができ、素敵な時間だったと思います。

 障がいのある子は全てを喜んで受け入れてくれるわけではなく、思い通りにならないことがあると、なかなか次のことにすんなり進めないこともあるから、次のことに楽しく取り組めるようにするのも保育者の大切な仕事だと感じました。子どもたちは親から離れて来ているので不安なことも多いと思います。不安を取り除いてあげることも保育者には必要な力だと思いました。(保育プラン)

 私はこの活動に昨年度も参加し、今年で2回目の参加になりましたが、昨年より自分が成長できたと思う。そう思った理由は、ひまわりで子どもを笑顔にしてあげることができたからだ。私が伝えたいことが伝わらなかったり、逆に子どもが私に伝えようとしていることを読み取れなかったりと、うまくコミュニケーションが成り立たないこともある中、あることがきっかけで笑ってくれた時があった。何がきっかけで笑顔を引き出せるのかわからないけど、会話が成り立たないからって諦めるのではなく、子どもの様子を見ながら積極的に傍についたり、声をかけたりしてコミュニケーションをとろうとすることが大事だと思った。昨年度は声をかけることが少なかったけれど、今回はたくさん声をかけることができて、子どもたちとつながることができたように感じた。

 発達障がいがあるなどは関係なくどの子どもにも共通することや、逆に共通しないこともあるが、一人の子どもであることには変わりないので、一人一人の個性や特徴を観察・把握して、どう関わるべきか、子どもの個性をどう生かすか考える必要があると思った。(保育プラン)

 発達障がいのある子どもと関わる経験は、とても貴重で学びが多いものだと思います。子どもたち一人一人が異なる特性やニーズを持っており、それに応じた対応をすることが重要だと学ぶことができました。例えば、コミュニケーションが苦手な子もいれば、特定の刺激に対して敏感な子もいるので、そういった個々の特性を理解し、柔軟に対応することで信頼関係を築くことができると知りました。また、子どもたちが少しずつ自分のペースで成長していく姿を見守ることができることは、とてもやりがいを感じるのだろうと思いました。その一方で対応が難しく感じる場面もあり、自分の対応や接し方をふりかえるきっかけにもなりました。もっとも大切なのは、子どもたちに寄り添い、彼らの声に耳を傾けることだと感じました。彼らのことを知ることができた喜びと同時に、自分自身も学び、成長できる機会となりました。(保育プラン)

 この様子は、夢風-YUMEKAZE-第147号に掲載されております。ご覧ください。

障害者支援施設サンホーム豊田 夏祭りボランティア(JRC部、福祉・健康プラン2年生)

 令和6年8月23日(金)障害者支援施設サンホーム豊田で行われた夏祭りに、JRC部と福祉・健康プランの2年生 計8名の生徒がボランティアとして参加しました。
 生徒たちは、模擬店やゲームのお手伝い、利用者さんと一緒に盆踊りを楽しむ踊り子などを担当しました。はじめは利用者さんや地域住民の方々との関わり方に戸惑う様子も見られましたが、職員さんからアドバイスをいただいたり、その様子を観察したりするなかで次第に自分たちなりのコミュニケーション方法を模索し、最後には積極的に会話を楽しむ姿が見られました。

   以下生徒の感想です。

 模擬店のお手伝いを担当して心がけたことは「こんにちは」と「ありがとうございました」を聞き取りやすいようにハキハキ言ったことです。はじめは注文を付き添いの家族や職員の方に聞くことしかできませんでした。しかし、だんだん慣れてきて、利用者の方とも目線を合わせたりジェスチャーを交えたりしながらコミュニケーションを取ることで相手が何を求めているか聞くことができるようになりました。

 私は踊り子を担当しました。はじめはどうすればいいかわからなくて戸惑いましたが、自分が常に笑顔で楽しんでいれば利用者さんも一緒に楽しんでくれることがわかりました。利用者さんから声をかけてくださったり、「一緒に花火をしよう」と誘ってくださったりしてとても嬉しかったです。これからもっといろいろなボランティアに積極的に参加したいです。そしてその時は、今回学んだ「常に笑顔で自分も楽しむ」を忘れないようにしたいです。

夏季合宿(バドミントン部)

 バドミントン部は令和6年8月21日(水)から23日(金)まで、奥三河総合センター(北設楽郡設楽町)で夏季合宿を実施しました。豊田市より高所の山間部に合宿施設があり、普段より良い環境で、バドミントンの技術向上とチームワークの向上を図ることができました。

 21日は到着次第準備運動と基礎打ち、昼食をはさみノックなどを実施しました。練習後は現地の食材を活かした鹿肉のとんかつとメインとした夕食をいただき、花火をしました。22日は準備運動、基礎打ちの後はフットワークの他、パターン練習を実施しました。練習後は現地の名物である絹姫サーモンをメインとした夕食をいただきました。夜は曇天でしたが、天体望遠鏡を用いた天体観測を行いました。最終日の23日は準備運動、基礎打ち後に秋の大会に向けての校内ランキング戦を実施いたしました。3日間部員一同充実した合宿を行うことができました。

合同練習会(バドミントン部)

 令和6年8月18日(日) 、ヨネックス株式会社様にご協力いただき、豊田市内の各高校の女子バドミントン部や豊田市内のスポーツ少年団バドミントンチームなどを対象に本校体育館で合同練習会を実施しました。

 練習会は、バドミントン元男子ダブルス世界ランキング7位、様々な国際大会に出場し優勝経験のあるジェイテクト元監督の平田典靖さんと、全日本バドミントン選手権大会を優勝し、指導者としても女子ダブルスの選手をインターハイ準優勝に導かれたヨネックス株式会社所属の駒田 直也さんを講師としてお招きし、開催しました。

 午前はフットワークを中心とした基礎的な動きのほか基礎打ちを行い、午後はステップを入れながらの打ち込みおよび本校選手とのダブルスのデモンストレーション、半面シングルなどをしました。

 当日はひまわりネットワークによる取材もあり、本校バドミントン部の取り組みの様子が撮影されました。放送日時は8月24日(土)~30日(金)のひまわり11「ひまわりニュース&トピックス」にて放送されます。ひまわりアプリで無料視聴が可能ですので是非ご覧ください。