とよた市民活動センター主催「名もなきトークイベント」

 令和7年7月17日(木)、豊田市役所地域交流課・とよた市民活動センター主催「だれかのなにかのきっかけに~名もなきトークイベント」が本校で開催され、1・2年生の希望者が参加しました。

 このイベントは、何かやってみたいと思っている人たちが新しいステップを踏み出す後押しをする場として、年に2~3回、豊田市駅前のt-face9階にある市民活動センターで行われています。昨年度、本校の生徒や卒業生が司会役やゲストスピーカーとして関わったご縁で、初めて学校で実施することになりました。

 今回のゲストスピーカーは、保見団地で子ども主体のさまざまな活動に取り組んでいる一般社団法人JUNTOSの山村さん・佐藤さんと、アートプロジェクト「とよたデカスプロジェクト2024」で小原和紙を題材とした「つむぐクエスト」を企画・実施した水野さん。それぞれの活動の内容やきっかけ、大切にしていることなどをお話ししていただきました。質疑応答の後は、ゲストのみなさんも交えて「ゲストスピーカーの話を聞いて印象に残ったこと、今の自分に活かせそうなこと」をテーマにグループトークの時間となりました。ゲストのみなさんからは「いろいろ挑戦してみよう」「小さな一歩が出会いや世界を広げるきっかけになる」「おもしろそう、を大切に、自分の好きなことから始めてみよう」「背中を押してくれる人、応援してくれる人は必ずいるよ」など、実際に活動してきたからこその貴重な言葉をたくさんいただきました。また、ゲストスピーカーのお話の内容は、市役所の方が特技を生かして「グラフィックレコード(グラレコ)」として模造紙にまとめてくださいました。

 全体の司会やグループトークのファシリテーターも本校の生徒が務めました。学校で開催されるから、友達にさそわれたから、など参加理由はさまざまでしたが、イベント後のアンケートでは、参加者全員が「イベントの内容にとても満足」「満足」という返答で、「人と関わるたくさんの機会を知れて、自分もやってみようと思えることが増えたので来てよかったと思いました。」「このイベントに参加すること自体が一歩踏み出すきっかけになったり、ゲストスピーカーのお話を通して、ボランティアへの参加などのハードルが下がった。」「司会をやることにすごく緊張していたけど、やってみたらとても楽しくてまたあればやってみたいと思えました!」「授業でやったり、文章として知ってることではなくて、実体験を聞くことでよりわかりやすくかったし、自分の将来に繋げたいなと思った。」「普段聞けないような話や体験談を聞くことができて、自分の進路にも参考になったし、知らなかった事をたくさん知ることが出来てとても貴重な時間だった。」「とても興味深い話が聞けて楽しかった。今まで自分の中になかった視点が得られたような気がした。」などの感想が聞かれました。

令和7年度 バドミントン部練習会 

 令和7年7月13日(日) 、ヨネックス株式会社様にご協力いただき、豊田市内のスポーツ少年団バドミントンチームなどと合同練習会を実施しました。 
 本校体育館での練習会は、バドミントン元日本代表ナショナルAチーム、女子ダブルス世界ランキング8位、様々な国際大会に出場し優勝経験のある與猶くるみさんと、現在S/Jリーグ1部で活躍されている大同特殊鋼バドミントン部の武田航太選手を講師としてお招きし、開催しました。

 午前はフットワークを中心とした基礎的な動きのほか基礎打ちを行い、午後はステップを入れながらの打ち込みおよびダブルスのなどをしました。 
 当日はひまわりネットワークによる取材もあり、本校バドミントン部の取り組みの様子が撮影されました。放送日時は7月26日(土)~8月1日(金)のひまわり11「ひまわりニュース&トピックス」にて放送されます。また、ひまわりアプリで無料視聴が可能ですので是非ご覧ください。

令和7年度 介護技術コンテスト(福祉・健康プラン3年生)

 令和7年7月12日(土)、愛知県立高浜高校「第11回愛知県高校生介護技術コンテスト」が開催され、福祉健康プランの3名が選手として出場しました。
 このコンテストは愛知県内で福祉を学ぶ高校生が日頃の学習の成果を発揮し、交流を深めることを目的に実施されています。6月下旬に利用者の情報などの事前課題が参加校に配付され、具体的な介助内容は当日の本番25分前に発表されます。生徒たちは事前課題を読み込んで情報収集を行い、そこから当日出される介助内容を考えることになります。本番の1週間ほど前からは毎日のように業後に残って練習に励む姿も見られました。

 当日は会場の雰囲気に圧倒され緊張している様子もありましたが、3人で声をかけ合い、自分たちが練習してきた成果を精一杯発揮することができました。入賞は叶いませんでしたが、本番までに費やした時間や得た知識・技術、そして経験は今後の生徒たちの糧になってくれると思います。

豊スタおいでん夏祭り こども縁日 ボランティア(JRC部、保育プラン2・3年生)

 令和7年7月6日(日)、豊田スタジアムで行われた「豊スタおいでん夏祭り こども縁日」に、JRC部、保育プラン2・3年生がボランティアとして参加しました。

 JRC部は、IPPO CLUBさんと一緒に受付や景品交換、ふわふわ遊具などを担当したほか、子どもたち向けの手作りゲーム「さかなつり」と「ビンゴをねらえ」を企画・運営しました。3年生の保育プランの企画は、3月の「チーム八日市と遊ぼう」で好評だった「パ二パニわにっく」と、動物の口に見立てた穴に、玉や棒形の食べ物を入れる「わくわくパクパク」の二本立てでした。保育の授業で学んだことやこれまでの経験を存分に生かし、たくさんの親子連れに楽しんでもらうことができました。

 2年生の保育プランが企画したのは、「イーストパン工場」です。フェルトや紙粘土、色画用紙などを使ってパンやレタス、チーズ、ハンバーグなどを手作りし、それらを組み合わせて子どもたちにハンバーガーを作ってもらいました。トレーやポテト、ジュースなども用意され、子どもたちはコック帽をつけてハンバーガー作りを楽しみました。保育プランとして初めての校外活動でしたが、子どもたちの笑顔からやりがいと達成感を感じることができました。また、すぐ横で先輩たちが活動している姿は貴重な学びとなりました。

以下、参加した生徒の感想です。

JRC部で魚釣りを担当しました。子どもたちとの会話を大切にしたかったので、子どもたちが魚を釣っている間は応援したり、少し手助けをしたり、魚の数を数える時は一緒に数えたりしました。最初にルールを伝える時に、子どもたちが本当に理解してくれているかわからず、不安になったので、事前にわかりやすいルール説明を考えておくとよいと思いました。何より、子どもたちに楽しんでもらうためには、自分から声をかけてあげることが大切だと感じたので、これから自分から積極的に行動していきたいと思いました。(JRC部)

ゲーム券の販売をしていた私たちは、来てくださったお客様といちばん最初に話す相手なので、私たちの印象がこのイベントの印象にもつながると思ったので、表情や動きの一つ一つに気を付けなければいけないと思った。お客様と目を合わせ、笑顔で話しかけることが気持ちよく過ごしてもらうことになっていくと思った。(JRC部)

ふわふわ遊具の受付を担当しました。たくさんの子どもたちが来てくれるので、できるだけ子どもの目線で考えて、話したりして接しました。子どもも大人も関係なく、遊びに来やすいように挨拶をしたり、顔を上げたりしていました。早くふわふわがやりたくて飛び出してしまう子や、待っている時に動き回ってしまう子がいて危なかったので、積極的に話しかけたり、自分も座って待っているようにしました。そうすると、同じように私の周りで座って待ってくれる子が増えました。一緒に数をカウントしたり、待っている子の気持ちを上げたり、みんなと遊んでいる子に呼びかけると反応がよかったです。これからも子どもたちにすすんで話しかけて、もっと楽しんでもらいたいと思いました。(JRC部)

子どもたちにゲームのルールを教えました。子どもたちにわかりやすいように説明したり、ゲームをやっている時も「がんばれ」などの声掛けをし、子どもたちが楽しいと思えるように心がけました。実際にやってみて、子どもたちとの接し方についていろいろなことを学ぶことができました。とまどっている子にはサポートをしたり、「服かわいいね」などと声をかけたりすることが大切だと感じました。また、子どもたちがいっしょうけんめいゲームをしてくれて、このゲームを企画してよかったなと思いました。これからも今回の経験を生かして、ボランティアに参加したり、子どもたちが笑顔になれるようなゲームを考えたりしたいです。(保育プラン2年)

来てくれた子どもたちにルールなどの説明をするとき、周りの音が大きいので私も声を大きくしたり、目線を合わせるなどを心掛けた。また、周りを見て自分からできることを探して、行動に移すことができたと思う。実際にやってみて、説明の時に言葉が足らなかったところがあり、まったく何も知らない子どもに新しい遊びの説明をするのはとても難しいと思った。けれど、説明だけをするのではなく、「今日の服かわいいね」とか「さっきも来てくれたよね」などの声をかけると嬉しそうにしてくれたので、やってよかったです。(保育プラン2年)

子どもたちはすぐにあきらめないということに気づきました。私は今回、一日中参加しましたが、何回も繰り返し来てくれる子が何人もいて、しかも何回やっても楽しそうにしていました。またこういう活動があったら、子どもたちが挑戦できるようなものを作っていきたいです。2年生の保育プランがやっていたような「イーストパン工場」みたいに、子どもたちと一緒に何か作って、それをプレゼントするような制作をしてみたいです。(保育プラン3年)

去年の豊スタでの反省点をしっかり振り返りながら制作をしてきました。重たいダンボールを浮かせる、かつ倒れないようにするということにたくさん苦戦したけれど、S字フックやマジックテープ、キッチンペーパーの芯などをうまく活用しながら土台作りを頑張りました。みんなで試したとき、難しくて、子どもたちができるか不安だったけど、投げる回数や距離を工夫しながら、実現できる高い目標をつくることができました。何回もやりに来てくれる子や、2歳児~小学生など幅広い年齢の子に来てもらえて行列ができるぐらいだったことがとてもうれしかったです。また、子どもがパッと見てやりたくなるのは、カラフルではなやかなものだとわかりました。(保育プラン3年)

保育プラン内の授業で制作を行い、子どもたちが楽しめるようなものを作りました。当日は受付を担当し、子どもたちと目線を合わせること、言葉遣い、笑顔でいることを心掛けました。一日で300人以上の子どもたちが遊びに来てくれて、楽しい楽しいとリピートして何度も来てくれた子もいたのがとてもうれしかったです。受付は、子どもたちに初めに関わる場所なので、笑顔で話しかける大切さを改めて知りました。また、保護者の方と話す機会もあるので、言葉遣いにも注意することができたのでよかったです。(保育プラン3年)

トヨタ自動車バドミントン部と合同練習(バドミントン部)

 令和7年6月22日(日)・29日(日)の2日間、トヨタ自動車バドミントン部様との合同練習を本校体育館にて実施しました。

 ラケットの握り方・振り方・フットワークなどの基本的なことから、トヨタ自動車バドミントン部の現役選手とペアになってダブルスを実施するなど、ご指導をいただくことができて、本格的な練習を楽しく行うことができました。 令和3年度よりトヨタ自動車バドミントン部に競技力向上のご指導をいただき、部員一同感謝しております。

令和7年度 企業キャンパス見学会(第1学年)

 令和7年6月27日(金)1年生を対象に企業・キャンパス見学会が行われました。これは、総合学科の特徴的な授業の1つである『産業社会と人間』における「社会を知る」取組の一環として実施され、クラスごとに企業と大学を訪問し、職員や学生スタッフからの講話、学食体験、施設見学などをしました。

 生徒たちは、真剣な様子で説明を聞きながらメモを取り、 企業や大学の様々な様子を夢や希望を抱きながら見て過ごしました。また、本校の卒業生たちと交流する機会もあり、大学の学びを楽しそうに話す姿や、忙しいながらもいきいきと仕事に励む姿を見て、生徒にとって「学ぶこと」や「働くこと」のイメージがより明確になったのではないでしょうか。

 9月に行われるプランの本登録に向けて、今回の学びが高校卒業後やその先の進路について自分で考え、決断するための一助となることを期待します。

見学した企業・大学は以下の通りです。

愛知淑徳大学(長久手キャンパス) 大豊工業(株)
中部大学 小島プレス(高岡工場)
愛知県立大学 大豊精機(株)
名城大学(天白キャンパス) 愛三工業(株)
愛知教育大学 デンソー(高棚製作所)
愛知学院大学(日進キャンパス) (株)アイシン(安城工場)

文化祭

 令和7年5月28日(水)に文化祭が実施されました。「青春宣誓」というテーマを掲げ、2週間以上前から本番に向けて準備を整え当日を迎えました。各団、各クラスが趣向を凝らした舞台発表・展示となり、賑わいを見せた文化祭となりました。

日本赤十字社海外救援金への御協力ありがとうございました【JRC部】

 令和7年5月28日(水)文化祭において、JRC部は日本赤十字社が行っている海外救援活動のパネル展示と、海外救援金の募金活動を行いました。日本赤十字社のマスコットキャラクター「ハートラちゃん」も一緒に募金を呼びかけ、14,166円の救援金が集まりました。このお金は、日本赤十字社愛知県支部に寄付され、海外の大規模災害や紛争等で被災した人たちを救う「海外救援金」として活用されます。御協力ありがとうございました。

芸術鑑賞会

 令和7年5月27日(火)豊田市民文化会館にて芸術鑑賞会が行われ、劇団うりんこによる劇「ある晴れた夏の朝」を鑑賞しました。原爆投下賛成派、反対派のディベートに、生徒は引き込まれるように鑑賞し、最後には生徒も投票するという参加型の趣向を凝らした公演に生徒それぞれ感じることがあった様子でした。
 以下、参加した生徒の感想です。

 争いや原爆を題材とした劇は初めて観たので、観劇することができて本当に嬉しかったです。肯定派・否定派の中でもどこに焦点を当てるかで一人ひとり思うことや考えが異なっているのも現実味があって面白かったです。また、日本人として否定派だったけれど、賛成派の意見を聞いて新たな視点で物事を見ることができたので、様々な人の話や意見を聞くことがとても大切なのだと改めて実感できました。役者さん一人ひとりの個性も感じられてとても楽しく観劇することができました。机を固定せず移動させたり、高さを変えることで奥行きを出したり、話し合いを進める演出をしていたのが印象的でした。

 小学生の時から戦争はダメ、原爆はダメと言われてきたので、原爆について、否定的な意見を持っていました。今回のディベートを通して、肯定派と否定派の意見を聞き、どちら側の意見にも共感できるところがありました。そのため、公演が終わってからの最終的な結論を出すことができませんでした。もちろん、原爆はいいものではないけれど、何か理由があったのであれば必要なものと考えることもできると思いました。でも、原爆を使ったことは過ちであり、二度と繰り返されてはいけないことなので、今後絶対にあってはいけないことだと思いました。原爆が落とされる前の経緯や歴史について知ることができてよかったです。
 1人ひとりのセリフがとても多かったけれど、本当にその場でディベートをしているような感じで凄いと思いました。写真や資料が多くて、見ていてとても楽しかったです。

 自分の知らなかった悲惨な歴史や、その立場に立ってみなければ分からないような戦争や原爆に対しての考え方を、ディベートを通して沢山知ることができ、自分自身の考えが肯定派でも否定派でもないものに変化し、驚きました。鑑賞者の考えを変化させる劇団の演技力に感銘を受けました。
 また、劇を通して、普段の何気ない決断を出す場面でも、多角的な視点から物事をとらえ、様々な根拠を元に考えを導き出すことが普段の生活でも必要な大切なことであり、他者との関わりを支えるものになるということを学ぶことができました。