修学旅行

海外修学旅行

 平成29年度より旅行先が台湾に変わりました。台湾は主要都市の台北を中心として、めざましい発展を遂げています。多彩な文化と歴史に満ちた多くの観光地は、バラエティあふれた学習教材を提供してくれています。修学旅行の主なイベントは、「光復高級中学校との交流」「B&Sプログラム」「台湾市内見学」の3つです。

・台北市内見学
 中正紀念堂、龍山寺、忠烈祠、故宮博物院など、台北市内を中心とした見学地をバスで回ります。

・B&Sプログラム
 「B&S」は「Brothers & Sisters」の略で、日本に興味を持つ台湾の若者が少人数のグループに1人ずつガイドとして付き、台北市内の班別行動に同行してくださるプログラムです。「総合的な学習の時間」で班ごとにプランニングしたルートを現地の大学生と一緒に回ります。

・光復高級中学校との交流
 光復高級中学校は私立の中高一貫校です。4,000名以上の生徒が在籍し、本校と同様に様々な専門カリキュラムを持つ学校です。
 歓迎セレモニーの後は班別に文化体験を行いました。台湾の高校生が約50のブースを用意して案内をしてくれました。台湾の歴史や文化の説明を受けたり、タピオカミルクティーを試飲したりと、生徒は台湾についての理解を深めました。昼食は1班ずつ各クラスに合流し、レクリエ―ションを楽しみながらお弁当を食べました。

 令和元年度修学旅行の様子は夢風-YUMEKAZE-第120号(2019/12/9)をご覧ください。

修学旅行に行った生徒の感想

 私は台湾修学旅行が楽しみでもありましたが、どちらかといえば台湾という異国の地の日本文化との違いを不安に思う気持ちのほうが大きかったです。ところが、いざ行ってみると、その文化の違いがとても新鮮で興味深く、不安は楽しさに変わりました。異文化を恐れるのではなく、楽しむことが大事だと実感しました。

 今回の台湾修学旅行を通じて台湾の歴史や建造物を知ることができた上に、さらに日本人の色に対する傾向や他国との相違点を見つけることができました。普段当たり前に目にしているものも、他国との比較を通して見ると、新たな発見をすることができる。これが私の海外修学旅行での最大の発見です。他国を通して自国を知るよい経験となりました。

 修学旅行を通して日本のよさを再確認し、また自分自身も振り返ることができました。これからは、今の自分の狭い視野から卒業して、周りにも気を配れるような人になりたいと思います。