日本赤十字社愛知医療センター見学(JRC部)

 JRC部は、月に1回、愛知県青少年赤十字高校メンバー委員会に参加しています。メンバー委員会は、愛知県内のさまざまな高校のJRC部員が名古屋市東区の日赤愛知県支部に集まり、年に2度行われるメンバー連絡会や2月の活動発表会の企画・運営を担当する役員会、自分たちが関心を持っていることを調べ、冊子をつくって発表する機関紙編集委員会があります。

 令和7年3月8日(土)のメンバー委員会では、特別企画として、名古屋市昭和区の日本赤十字社愛知医療センターで国際医療救援を長年経験してきた看護師・関塚美穂さんと理学療法士・中島久元さんのお話を聞き、その後は隣接する災害管理センター棟を見学するという貴重な機会をいただくことができました。

 関塚さんや中島さんも、ウクライナやガザ地区のような紛争が続く地域、バングラデシュなど自然災害の被害が大きい地域に何度もおもむき、同じように派遣されてきた各国の赤十字・赤新月社や現地のスタッフのみなさんと一緒に医療やリハビリなどの支援活動を続けてきました。現地の人々や街並みの様子、行ってきた活動について写真を交えてお話ししていただき、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。その後は、2021年に完成した災害管理センターの免震構造や、非常時に災害対策本部となる災害情報センターの見学をさせていただきました。この日の講話や見学の内容を、5月下旬に行われるメンバー連絡会や機関紙を通して、他の生徒たちに伝えていく予定です。