令和6年5月11日(土)、むもんカンパニー青い空で行われた「むもん市」に、JRC部と福祉・健康プラン3年生がボランティアとして参加しました。「むもん市」は、障がい者への支援をさまざまな形で行っている社会福祉法人「無門福祉会」が月に一度行っている地域交流のイベントで、東高は令和3年度からボランティアとして参加しています。
今回JRC部は、来場する子どもたち向けに魚釣りゲームや文字探し、しゃぼん玉、バルーンアートの企画を用意しました。特に、紙をはがしたうちわの骨を使ったしゃぼん玉づくりは大人気で、子どもたちがつくったしゃぼん玉は、次々に五月晴れの空に舞い上がっていきました。
飲み物販売やお菓子釣りゲームを手伝った1年生は、むもん福祉会のスタッフや利用者のみなさんと楽しくコミュニケーションをとりながら、笑顔で活動することができました。また、福祉・健康プランの3年生は、子どもたちが参加する農業体験のスタッフとして活躍しました。
今回の農業体験は、ニンジン畑の草取りと間引き、サツマイモの苗の植え付けでした。強い日差しの下の慣れていない作業で思っていたより大変だったようですが、参加した子どもたちとの活動の中でやりがいを感じることができたようです。
休憩の時間には、むもん市に出店している地域のマルシェの唐揚げやポテト、無門福祉会オリジナルのカレーや蕎麦などを買い求め、美味しくいただいた生徒たちもいました。
スタッフの方からは「終了の時間までこんなに多くの子どもたちが残って遊んでくれているのは珍しいです」「いつも以上に子どもたちの元気な声が聞けました」、またマルシェに出店していた地域の方からは「また一緒にやりましょう」との嬉しいお言葉をいただきました。
一言に「障がい者支援」といっても、多種多様な活動のしかたがあることを学ぶ機会とすることができました。
次回は、11月9日(土)の「むもんまつり」に参加する予定です。
以下、参加した生徒の感想です。
私は畑作業をしながら、「間引きするぐらいなら最初から間をあけて植えればいいのに」と思ってしまいましたが、友だちに「子どもがやって経験になるからいいんだよ」と言われて、確かにそうだなと思うことができました。結果にこだわらず、その過程も大切なんだと学ぶことができてうれしかったです。
私は障がいのある方と関わったことがあまりなく、今回実際に関わってみて一人一人個性があり、いろんな人がいると思いました。ずっと私たちと一緒に飲みものの販売をしていた方は、お釣りの計算が私より早く、お話もたくさんしたので印象に残っています。小さい子からお年寄りの方まで、幅広い年代の方がむもん市に来ていて、とても楽しそうでした。
入部して初めての活動だったので、とにかく周りを見て行動することを心がけました。遊びに来ている子とのコミュニケーションを大切にして、できるだけわかりやすく伝えることを心がけました。相手の子の身長に合わせてかがんだり、景品のラムネをわたす時の高さが、普段意識していないことなので気を付けようと思いました。子どもだけではなく、施設の利用者さんや他のボランティアの方々と積極的に関わると新しい発見があってよかったです。
幅広い年齢の方たちが来たから、言葉遣いを意識したり、笑顔で接したりすることを心がけました。笑顔で接したり、お菓子釣りをしてくれた子に「ありがとう」と言った時に、相手も「ありがとう」「バイバイ!」と大きな声で言ってくれてとてもうれしかった。自分が笑顔でいると笑顔が返ってくると思った。感謝の気持ちを伝えてくれたのがすごくうれしかったので、自分自身も感謝の気持ちを忘れずに伝えていきたい。
私は今回「魚釣り」を担当しました。制限時間の40秒の間に魚をできるだけたくさん釣ってもらうのですが、少しでも盛り上げる=無言の時間がないように、タイマーは使わずにみんなで大きな声で数えました!ちょっとでも楽しくやってもらえるようにしました。この作戦は大成功し、特に小さな子には喜んでもらえました。ゲームをやるだけではなく、少しお話ができたり遊ぶこともできたので、相手に合わせて自分も楽しもうとすることはとても大事であり、これからも必要なものだと感じました。