令和4年7月9日(土)、NPO法人豊田ハンディキャブの会が主催する「車いすで自由研究しりん2022」(全4回の企画)の2回目、「まちなかバリアフリーチェック」に参加する小学生に、本校生徒の希望者6名がボランティアとして同行し、街中のバリアフリーチェックをしました。
以下、参加した生徒の感想です。
上の階や下の階に行くときは、エレベーターを探さなければならないし、段差では車いすのタイヤが引っかかって進まなくなったりと、車いすを押して街中を回るのはたくさんの苦労がありました。今回の活動を通して、車いすに乗っている方の苦労を知りました。そればかりではなく、エレベーターのボタンが押しやすいように低い位置にあるなど、様々な工夫にも気づくことができました。車いすに乗っている方を見かけたら、自分にできることはないか考えたいです。
普段は生活していて気づかない程度の傾斜や凸凹も、車いすを押す側になるとすごく大きな障がいに感じ、少しの上がり下がりの際も、力の入れ方を変えたり、後部のバーを踏んだりしないと上がることができなくて、少しの移動も大変だということが身に染みました。また、標識などは目を凝らせばたくさん見つかるけれど、車いすの方からの高さだと見にくく、標識に気づかないことが多々あり、せっかくの案内標識も利用できず残念だということも分かりました。標識を見つけられず困っている方を見かけたら、自分から声をかけたいと思います。
小学生と街中を実際に歩くことができて、どれほどの危険や過ごし辛さがあるのかを知ることができました。普段、何気なく使うことの多くは、小学生の純粋な視点があるからこそ分かるのだと気づけたため、一緒に歩くことができて良かったです。また広場では、初めてバリアフリーカーに乗車したり、ボッチャに参加したりと楽しい体験もさせていただきました。特にバリアフリーカーは不安もありましたが、係の方の声かけがあると安心できることを学びました。今回、活動で様々人と関わり、貴重な話を聞くことができ、「ありがとう」が飛び交う時間を過ごすことができて嬉しかったです。