令和6年4月21日(日)、若い世代を中心としたまちづくりの活動を行っている非営利組織IPPO CLUBさんの主催で「それいけ!とよた魅力発見隊2024」が行われ、JRC部や有志生徒45名がボランティアとして参加しました。
これは、小学生のチームが地図を頼りに市内を歩き、いくつかのスポットを回りながら豊田市の魅力を見つけていくというイベントです。東高生がボランティアとして参加するのは今年で3年目になります。生徒たちは「先輩隊員」として小学生チームに同行しました。
はじめは、初対面の生徒たちとのコミュニケーションに戸惑っていた様子もありましたが、計画や作戦を考えたり、外でお弁当を食べたり、「映え写真」を撮ったりなど、3時間ほど一緒に街歩きをするうちに打ち解け、ゴールする頃には笑顔が溢れていました。
記念写真を撮って解散する際には、高校生との別れを惜しんで泣き出してしまう小学生もいて、短い時間の活動でもしっかりとつながりを育むことができた様子をうかがえました。イオンスタイル豊田店の新入社員の方が同行したチームもあり、社会人の先輩からお話を聞くことができた生徒もいました。
生徒たちにとって、自分たちと異なる世代と触れ合う貴重な機会となりました。
以下、参加した生徒の感想です。
チームのみんなと協力しながら豊田市内を回って、知らなかった場所をたくさん知ることができました。子どもたちがとても楽しそうに参加していて嬉しかったし、元気に話してくれたり、たくさんあいさつしている姿にパワーをもらいました。初めは上手にコミュニケーションがとれるか少し不安だったけれど、積極的に自分から話題を出したり、ゆっくり目を見て話したりしてたくさん話をすることができてよかったです。チームのみんなと仲良くなれて、私も楽しむことができました。このボランティアに参加してよかったです。
今回初めて参加させていただいて、子どもたちと直接関わりいろいろな会話をしながら、時には想像以上に大人らしい姿に驚いたり、無邪気にはしゃぐ子どもらしい姿を見られたり、とても良い経験になりました。活動の中で「スタッフ」ではなく「先輩隊員」という呼び方をしていて、子どもが主役だから出すぎないようにと考えていましたが、私たちも一緒に活動する一員として思われていることに気づきました。
私はイオンスタイルの社会人の方とスタッフとして小学生のサポートをしていましたが、実際には小学生の子にリードされているなと感じて新鮮でした。私たちよりも豊田のことを知っていて、学ぶことが多かったです。どこを通ったら近道なのか、きれいな景色がどこにあるのか、さまざまなことを知っていて、魅力発見隊の名に恥ずかしくない子どもたちでした。また、社会人の方と話すこともなかなかない体験なので、ためになりました。歳が近いので親近感も沸いてとても話しやすかったですが、最後まで失礼のないように、口調に気を付けて活動を終えることができてよかったです。
いろいろな場面で子どもたちが積極的に意見を出していていいなと思ったし、意見が分かれてしまった時でも、どちらかが譲ったりしてすごく良い雰囲気だったなと思います。車が通る道では何も言わなくても止まって左右を確認して、横断歩道では手を上げて渡ったり、改めて大切なことを子どもたちに気づかされました。いろいろな声掛けをしてみて、何が子どもにとって良い言葉なのかを考えることもできたし、やっぱり協力することって大事だなと思いました。子どもたちから学ぶことばかりだったけれど、すごく楽しそうにしていたので、私もすごく楽しかったし、幸せでした。
普段小学生ぐらいの年代と関わる機会があまりないので不安でしたが、しっかり目を見てコミュニケーションをとることで、楽しく活動することができました。気づいたことは、「何故そうしてほしいのかを伝える」重要性です。ただ指示をするだけだと、とまどわせてしまうことが多かったので、納得できる理由もつけ加えるようにしたところ、スムースに行動してくれるようになりました。この気づきを今後のコミュニケーションに生かしていきたいです。