むもん市ボランティア(JRC部)

 令和8年5月9日(土)、JRC部生徒35名が「むもん市」にボランティアとして参加しました。「むもん市」は、さまざまな形で障がい者支援を行っている社会福祉法人「無門福祉会」が月に一度開催している地域交流のイベントで、東高は令和3年度からボランティアとして参加しています。
 生徒は、昨年度も子どもたちに好評だったシャボン玉やバルーンアート、魚釣りゲーム、ボール投げゲームを企画・運営しました。施設の職員の方や利用者の方と一緒に、飲み物販売やお菓子がもらえるゲーム、食堂のお手伝い、農業体験に取り組んだ生徒もいました。1年生部員にとっては初めてのボランティア活動で、緊張した様子も見られましたが、子どもたちや地域の方の明るく元気な様子に緊張もほぐれたようでした。職員の方からは「高校生のみなさんが来てくれると、いつも以上に活気が出ます」との言葉をいただきました。

 次回は、9月12日(土)のむもん市に参加する予定です。

以下は参加した生徒の感想です。

 むもん市に初めて参加して、『知的障がいのある方でも働く場があったり自分たちと同じようにコミュニケーションが取れる』ということを知りました。私は、知的障がいなどを持つ人はコミュニケーションが取りづらいのでは?というマイナスな偏見・イメージを持っていました。けれど実際に関わってみると、自分の感情や考えを言葉で教えて下さったり、何をしているのか丁寧に教えてくださったりしました。このことから、程度にもよるけれど、障がいを持っていても持っていなくても人とコミュニケーションをとり関わっていけるということと、知的障がいを持っているからと言って必ずしもコミュニケーションが取りづらいという訳では無いということを学びました。
 また、『むもん市のような場所があることはとてもいい』と思いました。障がいを持っていたり、生きづらさを感じている人たちが、むもん市では働いていると聞きました。会社などに所属して働くというのも一つの手だが、未だに障がいのある人たちへの差別や偏見がある中で、そのような人たちの居場所・働く場所があるということはとても良いことだと思いました。このような場所が増えていけば、生きづらさを抱える人たちも少なくなっていくのではないかと思いました。

 今回のむもん市では初めて農業体験を担当しました。初めは、自分にもできるか、来てくれた方のサポートもできるか心配でしたが、何度も来たことのある方に支えてもらったり、一緒に担当した仲間と協力し合いながらたくさんのさつまいもを植えることが出来ました。今回は、いつもよりお客さんが多い印象で、農業体験も休む暇なく多くの方が来てくださいました。時期によって植える野菜が違うのはとても面白いし、収穫の時期に合わせてまた来てもらうという工夫もなされていて、とても良い企画だと思いました。また、むもん市がない日でも、畑には自由に入ることができるそうなので、自分の植えた野菜の成長も見やすくて、とても良い場所にあるなと思いました。
 次にやってみたいことは料理体験です。今日初めて生でカブを食べて生野菜がこんなに美味しいということも初めて知ったし、とても栄養価が高い野菜が多いなという印象を持ちました。そんな野菜だからこそ、普段はなかなかできない調理法で料理することも面白そうだし、子どもたちも親御さんと一緒に料理の楽しさや野菜の美味しさを学べる良い機会になるかなと思ったので、植えて収穫するだけでなく料理体験などもできたらいいなと思いました。

 心がけたことは、子どもの楽しい雰囲気を壊さないようにすることです。私はしゃぼん玉担当でした。小さい子は周りの人に向かって吹いたりしてしまっていたので、そういう時には『あっちにスペースあるから風船飛びやすいんじゃないかな?』とか『ちょっと広いところ行ってみる?』など子供の楽しい雰囲気を壊さないように、でも周りの迷惑にならないように心がけました。子どもや体の不自由なお年寄り、障がいを抱えている方などたくさんの人がいるので、それぞれに合った対応で楽しんでもらうのはとても大変だと思いました。
 特に、言いたいことがあるけど上手く話せない方と話す時には、言いたいことを汲み取って話すとお互い楽しく会話できるなと思いました。

 むもん市に参加して、障がい者施設の方々が食事の提供や運営に関わっていることが印象に残りました。自分は最初、利用者の方はサポートを受ける側というイメージを持っていましたが、実際には一人ひとりが役割を持って活動していて、地域の人たちとも自然に関わっていました。障がいがあっても、自分のできることを活かして働いたり、人を楽しませたりできるのだと気づきました。また、来場者も自然に交流していて、地域全体で支え合っている雰囲気があり、とても温かい場所だと感じました。今回の活動を通して、自分の中にあった障がい者施設へのイメージが少し変わり、実際に関わることの大切さを学ぶことができました。