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環境教育「SPP〜獣害との共生の在り方から考える〜」

 豊田東高校は、平成20年度から文部科学省の事業であるサイエンス・パートナーシップ・プログラム(SPP)を継続的に活用した環境教育を推進しています。今年度は、豊田市の深刻な課題である獣害を取り上げ、その原因と対策を探ることにより、森林やそこに生息する大型ほ乳類と人間の関わりの在り方を生物多様性保全の視点で考え、それを守るために自分たちで何が行動できるかを探っていくということで、様々な活動が展開されました。8月7日(木)には「獣害の捕獲について」ということで、理プラン中心に主体的に集まった1・2年生希望者11名が参加し、愛知県農業試験場の小出哲哉主任専門員より、イノシシを捕らえる罠の説明や、豊田市の中山間地に行き、農家の方から実情を聞くなど獣害の問題について現場の声を聞きました。また、イノシシ肉などを実際に食べてみる事により獣肉を資源として活用していくことも重要であると学習しました。また、森林が健全に保たれていれば、獣害被害は減少するということから、8月18日(月)には1〜3年生の希望者14名が間伐遅れの人工林や手入れのされている里山に行き、「森の健康診断」を行いました。ここでは、森林の生態系について総合的に理解することができ、獣害と森林についての関係性を学習しました。
 本校では昨年度、獣害問題の解決策を模索して、一年生の生物の授業で班ごとに解決策を考え・発表し、「イノシシの突進する力を使って、発電する」「イノシシと触れ合える動物園を造って、関心を高めてもらう」など斬新なアイデアを提案しあいました。また、調理・栄養プランの生徒がイノシシの肉を利用したジビエ料理を考案し、産学連携事業で販売しました。(参考:「いのっちもちもち」商品化!へ)
 これらの取組を、11月に行われた「第3回エコワングランプリ」(イオン1%クラブ主催)で発表したところ、北陸・中部ブロックの代表に選ばれ、平成26年12月13日(土)の全国大会で、見事審査員特別賞をいただきました。
 こうした里山の問題とも関連した取組は、理科と家庭科のコラボレーションにより深みを増しています。

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