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東高生徒の活躍(2年生・深谷蒼さん)

2012.05.23 Wednesday

東高生徒の活躍(2年生・深谷蒼さん)中日新聞紙面で毎週月曜日に掲載されている「高校生ウィークリー」をご存じですか?4月16日(月)付の「高校生ウィークリー」では、東高2年3組の深谷蒼さんが活動に参加している様子が紹介されました。深谷さんは、中学3年生の時に中日新聞を読んでいて、「高校生ウィークリー」の参加募集を見つけたことが応募のきっかけと話してくれました。「高校生ウィークリー」では、さまざまな地域の高校生が集まりディベートを行ったり、取材してみたい事柄について話し合い、実際に取材しに出掛けたりもしているそうです。今回の記事では、大手メーカーの「シャープ」(本社・大阪市)の携帯開発者を取材した様子が掲載されました。取材から、「携帯電話の普及の秘密には、使う人のニーズに合わせて企業が細かいところまで工夫を凝らしていることを知った。」と深谷さんは話しており、製造業の魅力を感じた取材となったようです。また「高校生ウィークリー」に参加していることで、「同年代の色々な意見を聞くことができて楽しい!興味のなかったことや社会問題について考える機会も多くなったので、勉強にもなり貴重な体験が出来ています。」と話してくれました。今後の「高校生ウィークリー」にも注目です!(取材担当:白井)


中日新聞・高校生ウィークリーより(2012年4月16日付)
 
スマートフォンの登場で、ますます暮らしを便利に変える携帯電話。進学を機に“携帯デビュー”した高校生も多いだろう。一体どのような思いで生み出されているのか。高校生スタッフは大手メーカーの「シャープ」(本社・大阪市)に開発者を取材した。
 
携帯電話の開発者を取材
 
高校生スタッフが訪ねたのは、携帯電話の開発拠点がある広島県東広島市の通信システム事業本部。入り口のショールームには、国内外に出回る同社製の機種がずらりと並んでいた。
 
「現在製品化している機種の8割がスマートフォンです」。大画面の最新モデルを手に説明してくれたのは、グローバル商品開発センター副所長の河内厳さん(51)だ。数ある機種の中でも、同社の技術を結集して作るフラグシップモデルを手掛けている。
 
知恵絞る技術者
 
同社では通常、新機種を1年かけて開発。回路や部品を決めたり、デザインや操作方法、アプリケーションを考えたり、異なる分野の技術者たちが話し合いや改良を重ね、1台を完成させる。かかわる人数は「延べ数百人」。携帯電話会社の採用を経て、消費者の元に届けられる。
 
大切なのが「1年後に何が求められるか、お客さまの流れをとらえること」。例えば折り畳み式からスマートフォンへの移行期は、初心者向けにボタン操作ができるテンキーとタッチパネルを兼ね備えた機種を開発。“スマホ経験者”が増える今後は、「液晶画面を大きくしつつ視覚的にスリムに見せたり、電池の持ち時間を長くしたりするなど、高まる要求に応える必要がある」という。
 
店頭で手に取ってもらえるよう、サイズやデザインの調整には時間をかける。ターゲットとなる世代や性別の消費者に商品の模型を触ってもらい、「手にしっくりくる形」を追求。色合いはもちろん、キラキラと輝くラメ入りの商品にするかどうかが、購入の分かれ道になることも。若い女性向けには、社員がネイルアートの付け爪でパネル操作し、使い心地を確かめる。
 
面白さを製品に
 
かつて携帯電話は通話するための道具だったが、ネットで必要な情報が手に入り、誰かとメールでつながることもできる。「より生活に密着するライフラインになっているからこそ、なければ困る人がたくさんいる」。いざというときに故障して使えないことがないよう、品質には気を配る。
 
こだわりは「世界初やオンリーワンの商品を作ること」。同社では、今や当たり前のカメラ付き携帯や、液晶画面を横方向に90度回転できるサイクロイド携帯などを生み出してきた。アイデアの原点は「こんな物ができたら面白いだろうな」という一消費者としての思いだ。携帯電話は自社だけでなく他メーカーの製品も使い、発想力を磨く。
 
海外に負けない
 
学生時代、「街の電気屋さんに行っては新製品を見るのが好きだった」という河内さん。家電を手掛けるメーカーを就職先に選んだのは、「身近な生活を便利にすることが社会貢献につながる」と考えたからだ。
 
苦労して開発するからこそ、「街で使っている人を見かけると、声を掛けたくなってしまう」と笑う。ネット上に大量の情報があふれる中、「何が正しい情報か取捨選択し、賢く使うことが大切」と呼び掛ける。
 
携帯電話市場は近年、スマートフォンの登場で海外メーカーが台頭している。河内さんは「大きく戦い方が変わる中で『負けるなニッポン』と思います。新しい発想力や気概を持って、世の中に貢献してほしい」とメッセージをくれた。
 
<スタッフの感想>
製造業の魅力知った 豊かな発想力が必要
 
 
加藤瑞季(高3・名古屋市守山区) シャープ製の携帯電話を使っていることを伝えると、河内さんと広報の方がそろって「ありがとう」と頭を下げた。取材を進めるうちに、その言葉の意味が分かり、使っている私もうれしくなった。
 
川辺あすみ(高3・同市中川区) 携帯電話の開発について語る河内さんの姿からは、仕事への誇りを感じた。将来就きたい職業の中に製造業はなかったが、人々の生活を豊かにすることに直接働きかけられる仕事は魅力的だと思った。
 
藤原孝紘(高3・三重県名張市) 河内さんの世の中にないものを作るというパイオニア精神に触れ、製造業で働くことの魅力が伝わってきた。僕も何らかの方法で社会に貢献するために奮闘し、心から楽しむことができる仕事がしたい。
 
原田貴啓(高2・愛知県豊川市) 取材で一番驚いたのは、1台を完成させるのに1年もかかるということだ。デザインや機能性など、どのようなものが流行するのかを想像しなければならない。開発には豊かな発想力が必要だと思った。
 
深谷蒼(高2・同県みよし市) 初めて携帯電話を持つ人や2台目以降の人、年代などに合わせてデザインや機能が違うことを知った。使う人のニーズを第一に考えて作るからこそ、携帯電話という商品がこれほど普及しているのだと思った。
 
(実際の記事はこちら


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